「消して リライトして」 ~ASIAN KUNG-FU GENERATION 20th Anniversary Live 1/10 日本武道館~
私の中で殿堂入りしているバンドの一つ、アジカン。結成20年の貫禄を感じさせる圧巻のライブを見てきました。
以下ネタバレ。
とりあえず武道館一日目のセトリ。
第一部
1.遥か彼方
2.センスレス
3.アンダースタンド
4.アフターダーク
5.夜のコール
6.粉雪
7.マーチングバンド
8.踵で愛を打ち鳴らせ
9.今を生きて
10.君という花
11.E
12.スタンダード
13.ブラッドサーキュレーター
14.月光
第二部
15.振動覚
16.リライト
17.ループ&ループ
18.君の街まで
19.マイワールド
20.夜の向こう
21.ラストシーン
22.サイレン
23.Re:Re:
24.24時
25.真夜中と真昼の夢
26.海岸通り
EN.
2.ワンダーフューチャー
3.タイムトラベラー
4.嘘とワンダーランド
5.さよならロストジェネレイション
6.新世紀のラブソング
えーちょっと最高すぎて何も言えないのでこれにておしまい。と言いたいところですが、感想くらいは言おうと思います。
この日は南側だったので、ステージ向かって正面で非常によく見えました。
ライブが始まる前のSEで図らずもスピッツの「こんにちは」が流れていてザワッとしてしまいました。スピッツファン兼アジカンファンは一定数いるので、あちこちから「スピッツ流れてる」との声が聞こえていました(笑)
遥か彼方で開演。この曲で始まるとは粋だなと。
そしてセンスレスでぞわっとして鳥肌が立って思わず天を仰いでしまいました。失神するかと思った。本当いい曲。
「次、懐かしい曲」とゴッチが言った後に粉雪と来たものだからそう来たか!と意表を突かれ、カボ愛やマーチングバンドといった空に抜けていくような曲が続き、まさかのE。すごい。Eがライブで、今のアジカンの演奏で聞けるなんて。
第一部最後の月光も会場をざわつかせていました。意表突きすぎだよ。
一時間程度の演奏で捌けてしまったので、「?」と思っていたら、ソルファのジャケットがプリントされたシャツを着て4人が登場。
振動覚で第二部開始。ソルファシャツで、振動覚始まりだったので、まさかと思ったらそのまさか。2曲目のリライトで、ソルファライブ再現と確信。願ったり叶ったり…。
「今」のアジカンのソルファの良さを体現するような演奏でした。圧巻の一言。
海岸通りではストリングスの生演奏も加わり、会場全体が一体化して音楽が鳴っているような感覚に捉われました。
感動の渦の中、アンコールへ。
始めはゴッチ一人で出てきて、アコギで弾き語りをしていました。
ゴッチ登場に伴い、会場の人たちが立ち上がると、「あぁ、座ってても良いよ。…立ってても良いけど。好きなように楽しんで。」とゴッチ。そのあと会場全員座ってました(笑)
ワンダーフューチャーの弾き語りは新鮮でしたが、良かった…それに尽きます。2曲弾き終わると、ゴッチが「まさか本当に座るとは思わなかった(笑)」と言ってました(笑)
促したの誰だよ!(笑)ファンもバンド同様に歳取ってるんだよ!(笑)
そして、ゴッチが捌けた後、建ちゃん、山ちゃん、キヨシが登場。ゴッチ捌けちゃったよ?と思っていたら、タイムトラベラーのイントロが始まって、思わずテンション上がってしまいました。建ちゃん曲!嬉しい!
「武道館でメインボーカルが取れる日が来るなんて…!20年前の自分に教えてあげたいです!」と建ちゃん。いやー、微笑ましいったら。「次の曲は、俺の持ち歌の中でのヒットナンバーです!」と言って、嘘とワンダーランドですよ。建ちゃんが煽ってきて幸せな気持ちになりました。
最後の2曲では、写真撮影OKで、バシバシ写真を撮っていました。距離が遠かったので人ははっきり写っていませんが、真正面でしたのでステージ全体はよく撮れました。
さよならロストジェネレイションの時は、お客さんたちが携帯のライトをペンライトのように使っていて、キラキラして幻想的でした。思いついた人エライ。
3時間という盛沢山なライブでしたが、あっという間に終わってしまいました。終わった後、激しい虚無感に襲われたのは言うまでもありません。この日のアジカンのライブは今までで一番だったと思います。感動しました。